2012年4月23日月曜日

山を下りて見つけたもの

山を下りたところの寒風川のほとり。
大きなカツラやクルミの木がたくさん生えています。


谷の水を集めてくるので、椋川地区の川よりかなり水量も多いです。
夏は水遊びにもってこいですね。

林道の水たまりにヒキガエルの卵発見!


山を歩くと見つかるもの

大トチノキへの道すがら、一番多く出会った植物(草本)は間違いなく「トリカブト」。
上の写真の林床に生える黄緑色はすべてトリカブトです。
猛毒なのでシカも食べないんですね。

落ち葉の間から若芽もたくさん見ました。
肉厚の子葉が美味しそう!!

大トチノキの周りにも生えていました。
でもこの若布たち、おそらく木になることは無いと思います。
シカがことごとく食べてしまうので・・・・・。

これはシデの幼樹。かわいいです。

椋川一の大木(トチノキ)に会いに行きました!

村の人に案内してもらって、椋川一の大木に会いに行きました。
村から3キロ離れたところに車をおいて、登ること1時間。
案内の村の人も10年以上来ていないので、こんな大木だったのですが、
見つけるのにさらに1時間かかりました。


話しには聞いていましたが、本当に大きなトチノキ。
こぶだらけで「老木」という名にふさわしい風格がありました。
根回りも優に6mはありそうでした。

2012年4月20日金曜日

水路掃除、お疲れさまでした!!

4月8日と15日、水路掃除の普請(共同作業)がありました。
村の人に交じって、町からボランティアの方も参加。
山間の水路では雪が残っていて、雪かきのおまけ付き!!
シカが増えてから水路に溜まる土砂の量も増え、横の道に放り上げるのも大変な作業。
放り上げた土砂のせいで、横の道の高さが年々高くなり、作業が年々きつくなる!!

午後は沈下した水路をかさ上げ。水路の周りを掘り取り、てこの原理で水路を持ち上げる。
大変な作業だが、やってみるとおもしろい。

参加してくださったボランティアのみなさん、ありがとうございました!


2012年4月19日木曜日

市営バスの時間が変わりました

4月から椋川への市営バスの運行時間が変わりました。
午後1便増えています。
またバスの停留所が椋川の一番奥の家の近くに設置され「椋川南」となっています。
椋川集落内は自由乗降なので、どこでも乗車・降車することができます。
ただ平日のみの運行なので気をつけてください。


朽木支所 → 椋川南 → 保坂着 ・ 保坂発 → 椋川南 → 朽木支所
① 7:35     7:51    8:05   8:39    8:57    9:09
②13:36    13:52   14:06  14:35   14:49   15:05
③                       15:25   15:39   15:55

バスは高島市民のみならず誰でも乗車できますので、是非ご利用ください。

自宅の前もバス路線に。すぐに乗ることができます。
でも、少しは歩いて欲しいなぁ・・・・道草するのも大事だもんね。

2012年4月10日火曜日

がれきの広域処理を考える④

失ってから気づくことの多さに 私たちは途方に暮れています。


福島の母親の心の叫びです。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=262649


読んでみてください。

がれきの広域処理を考える③

少々の危険は仕方ない。現地は困っているのだから受け入れるべきだ・・・という人情論。

なんとなくこの気持ち共感できます。
困っている人は助けたいし。放射性物質だって、豊かな電化生活と引き替えに利用していたのは他でもない「私たちみんな」なのだから。いくら「東京電力」が作ったとはいえ「東京電力」のお客様は一般市民であるし、私が電気を買っている「関西電力」もたくさんの放射性物質を生み出しながら電気を作って、それを私たちは買って生活していた。もちろん原発反対の声を上げた人もいたわけだけれど、なし崩し的かもしれないがそれを受けいれて電気を使って暮らしていたわけです。少々の危険は覚悟して、がれきをシェアしよう!!!

でも、です。

確かに私たち大人は、少々の危険を受け入れるのは不可避かもしれません。NOと言う資格すら持たないかもしれない。けれども子どもたちは?これから生まれてくる子どもたちは?
子どもたちも「少々の危険」を受け入れなければならないのでしょうか?
子どもたちの笑顔のために、しあわせに暮らせるために大人は日々努力して、働き、活動しているはずなのに、今回だけはそのことを主張するのはダメなのでしょうか?
これから生まれてくる子どもたちに、放射性物質のリスクを「広く負わせる」ことが、ヒューマニズムなんでしょうか?
ましてや子どもたちは放射性物質の感受性が大人よりもかなり高いことがわかっているのに・・・・。結局、大人たちのツケを払うのは子どもたちなのに・・・。

何兆円もの予算を使い、あれだけの多重防護を施した施設も、「想定外」の自然のきまぐれにもろくも破綻したのを私たちは経験してしまいました。
今回の広域がれき処理で、放射性物質が絶対に外に漏れない、拡散しない、人的な被害にならないと言えるのでしょうか?今回は自然よりも気まぐれな人間がしようとすることです。「万が一」が起こったときに子どもたちに何と言えばいいのでしょうか?

納得できる言葉を教えてもらえたら、がれきを受け入れても良いかな・・・・

がれきの広域処理を考える②

放射性物質や危険物を分別できるのか?

自分が山の仕事をしている頃の話しです。
台風などで大雨が降ると大水が出て水力発電所の取水口が、枯れ葉や枝、ゴミなどで詰まってしまうので、それを除去する仕事に駆り出されて出動することがありました。
台風が去り、水も引くと残るのは取り除いた大量の枯れ葉、枝、ゴミ、空き缶などなど。
この場合、全てが「産業廃棄物」となるので川に戻したりしてはいけません。全量回収です。そこで分別となります。枯れ葉や枝などが99%を占め、1%くらいがプラスチックや空き缶などです。
枯れ葉などの有機物は、堆肥を作る業者に引き取ってもらうのですが、そこにプラスチックや空き缶などがあると、破砕機の故障や、堆肥に不純物が入るなどの原因になるので、かなりしっかりと分別をします。
ボクもエコロジー派なので、他の人よりもかなり熱心に分別をしました。

でも。。。人間は悲しいかな疲れてきます。
だいたい2トンダンプ2杯分くらいの「産業廃棄物」を5,6人の大人が1日かけて分別して、運搬するのですが、最後の方はかなりイヤになります。たった1%(にも満たない)ものを分別するだけで、です。
今回、広域処理するがれきは、放射性物質の測定はもちろん、アスベストや薬品類の危険物は分別したのちに運搬することになっていますが、果たしてそんなことができるのか、、、、
「細野さん、分別作業を3日くらいやってみてから言ってちょうだい」と言いたいです。
まして放射性物質は見えません。しかもホットスポット的に存在するので、それこそ万全を期そうと思えば、全頭検査ならぬ全量検査をしないと、分別の網を意とも簡単にくぐり抜けると考えらるのですが・・・。

それともボクに根気が無いだけですかね・・・・。それなら、それでいいのですが。

がれきの広域処理を考える①

どこのがれきは「安全」なのか?

以下のページから岩手県の廃棄物焼却施設での焼却灰の放射性物質濃度の測定結果を見ることができる。
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?nd=4406&of=1&ik=1&pnp=4406&cd=34614 

表を見てみると、ほぼ全ての焼却施設で放射性物質が計測されている。
特に奥州市や一関市では10000ベクレル越えの線量になっている。
「この地域の汚染が顕著」という考え方もできるが、地理的に考えると釜石・大船渡・陸前高田・気仙沼などの沿岸部にあった瓦礫も奥州市、一宮市で焼却処理をしていると考えられるので、沿岸部のがれき由来の放射性物質も少なからず線量を押し上げる原因の一つになっていると考えられる。(どのような廃棄物やがれきを持ち込んで処分したのか、というデータがあればより客観性のあるデータのなるのだが、、、どこかにないのかな?)

釜石・宮古・大船渡の各施設でも放射性物質は計測しているわけで、津波によるがれきであっても、その上に放射性物質がうっすらと降り積もっていることは疑いようのない事実と言える。
つまり「福島のがれき=汚染、福島以外の地域のがれき=安全」という方程式は全く成り立たない。

2012年4月2日月曜日

醤油を仕込みました

これが「もろみ」の下になる大豆と麦麹です。
子どもはこれを見て「シカの糞?」と言いましたが(笑)
すでに大豆、麦麹とも加工済みで、あとは塩切りをするだけです。


塩とまんべんなく混ぜ、こするようにして麹に塩をすりつけます。


子どもたちも一緒にやりました。
麹がやや発熱していて、「温かい」と喜んでいました。
「麹が生きていて熱を出していて温かいんだよ」というと素直に驚いていました。